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【ヒビ割れOK】400mガラス橋!NHK問題視せず!ハンマーでぶっ叩いて安全確認!

2016/07/12

高さ数百メートルを林立する石の景観の世界遺産が有名になったのは記憶に新しい。

世界遺産の武陵源

 

ここに高さ300m、長さ400mのガラスの橋がかけられた。

武陵源のガラス橋

 

しかしここはご当地中国、トンデモな安全確認イベントが行われ、世界中から注目されている。
安全確認と称して、橋のガラス面を片っ端からハンマーで叩き割ったのだ。
その結果、ガラスが割れてヒビが入ったが落ちなかったからOKだと、歓声が上がったという。

ハンマーでガラスを割るボランティア

 

当然割れまくってヒビだらけ

 

日本ではNHKがこのニュースをいち早く報道した。
当然、危険性を報じるのかと思うところだが、実際は全く違った。
NHKはこれを、安全対策バッチリのハッピーエンドのニュースとして報道したのだ。

少し引用しよう。

(前略)
参加したボランティアが1人ずつガラスの上に乗って「お母さん、愛してるよ!」などと叫んでガラスにハンマーを次々と打ち下ろしました。

橋は表面部分に複数のガラス板を重ねて5センチの厚さにしたもので、ひびは入ったものの割れて落ちることはなく、その上を車が走ると、大きな歓声が上がっていました。

現地の技術者は「橋がいかに信頼できるものかが証明され、観光客はその安全性を体験できるでしょう」と得意げに話していました。
(引用ここまで、6月27日 10時52分 NHK NEWS WEBより)

NHKのブラックジョークニュースでしょうか。

いやいやいやいや、国際ニュース、それも中国様にジョークをぶっ放す根性はないですよね。日中報道協定でしたっけ。
割れて落ちなければOK。中国様が申されていることは全て正しいと信じて報道したに違いありません。

災害報道では全面的な信頼を背負っているNHK。
しかしその内側は、ずさんな安全認識で運営されていることが露呈しちゃいましたね。

 

しかし、中国という国は、わざわざ高所危険地帯にガラス張りの遊歩道を作りたがる傾向があります。

そもそも中国大陸は、プレートのぶつかり合いによる褶曲(しゅうきょく)山脈地帯が多い。だから奇怪に林立したような地形が多いのです。

仙人のように、岩から岩へ「ひとっ飛び」に渡ることができる遊歩道を作りたい気持ちはよくわかる。

しかし、数々のニュースを聞くと、限界を超えて見栄を張ったとしか思えない事件が多いのですよ。

まさにその一番が、強化ガラスのヒビ割れです。「またか?」なのであります。

遊歩道の1枚ガラスがマグカップでヒビ割れ

 

上記は、観光客がマグカップをころんと落としただけで、遊歩道が割れてしまった事案。

当然このセンセーショナルなニュースは、中国だけではなく、CNNをはじめ世界中のメディアに知れ渡ることになりました。

 

今回のガラス橋の安全確認は、そういう批判や不安を払拭するために、当局の指導でやったものと思われます。

しかしわからないです。

彼の国では、安全確認で橋を傷つけ、強度を著しく低下させることが、理にかなっているのだろうか。

いや、そもそも、あんな小さなハンマーごときで割れちゃう橋をかけるってどうなのか。

ガラス素材の強度試験はしていないのか?

試験後に粗悪品にすり替わったのか?

 

この安全確認を、企画した中国人、ハンマー振るったボランティアの中国人ギャル。

そして報道したNHK。

突っ込みどころが多すぎて、お話にならないお話でした。

 

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